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「華氏119（原題：Fahrenheit 11/9）」は、2018年に公開されたマイケル・ムーア監督作のドナルド・トランプ大統領を題材にしたドキュメンタリー作品です。
作品タイトルは、マイケル・ムーアの名を世界に知らしめた2004年公開の「華氏911」から、ドナルド・トランプが第45代アメリカ合衆国大統領に当選し、勝利宣言を行った「2016年11月9日」を意味しています。
トランプ大統領に対する批判を展開するドキュメンタリーと思われがちですが、アメリカの選挙制度や、経済状況、そして民主党の政策に対する国民の感情など、トランプ大統領誕生の背景に存在するアメリカの社会問題に鋭く切り込んだ見応えのあるドキュメンタリーとなっています。
あれから四年経ち、バイデン大統領誕生と言われる今だからこそ観たい作品です。ネタバレ記事あり。
このページ記載の配信情報は2020年11月時点の情報です。変更されている場合があるので、必ず各配信サービスの公式サイトで確認するようにしてください。
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マイケルムーアがトランプ大統領がなぜ誕生したか？を描いたドキュメンタリー。
国民に寄り添うはずの民主党が、選挙に勝つために、共和党と同じような政策になっていき、それによって期待していた分だけ国民が民主党に諦めの感情を抱いてしまった。
こういった雰囲気が国全体を覆ったことでトランプ大統領が生まれたというストーリー。
誰を信じればわからない混乱状態に陥ったとき、民衆は強いリーダーを求める。
ナチスドイツのヒトラーとトランプ台頭の類似点を提示しながら、トランプはヒトラーに代わる存在だとするマイケルムーアの主張が描かれます。
2020年の選挙結果を知っている我々としては、トランプがヒトラーだったかはさておき、アメリカが分断されてしまったことは知っています。トランプが分断を招いたように報道されていますが、このドキュメンタリーを見れば、それはトランプ以前から火種として燻り続けていた問題で、トランプの登場によって表面化したに過ぎないことがわかります。表面化するようにトランプが煽ったことはあるかもしれませんけどね。
そして、この問題は格差社会が広がる日本にも当てはまる問題になっています。
今こそ観るべき映画です。
アポなし突撃取材のジャーナリスト兼映画監督、マイケル・ムーアがトランプ大統領に鋭く切り込む。政治家もメディアも大衆もトランプに操られているという言説に驚がく。
なぜ支持率でも総得票数でもヒラリー・クリントンを下回ったトランプが当選できたのか、そのからくりを暴き出す。“マイケル・ムーア砲”の矛先は民主党や銃社会、水道利権などにも向けられ、本当の民主主義を実現させるためには何が必要かを説いていく。（出典：U-NEXT）
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